AIに買い物を調べさせるとき、「おすすめは?」と聞いてはいけない

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ここ数日、AIに買い物を調べさせていた。冷凍弁当と、冷凍庫だ。

楽天の商品を、片方は497件、もう片方は892件。人が目で見る数ではない。

やってみて分かったのは、聞き方を変えるだけで、返ってくるものが別物になるということだった。

「おすすめは?」と聞くと、一般論しか返ってこない

最初に思いつく聞き方はこれだと思う。

冷凍弁当のおすすめを教えて

返ってくるのは、どこかで読んだような文章になる。

「栄養バランスが良い」「送料無料でお得」——間違ってはいないが、自分の役には立たない。

理由ははっきりしていて、この聞き方だと何を基準に選ぶかをAIが勝手に決めるからだ。

たいてい「人気」か「安さ」になる。自分が困っていることとは関係がない。

① まず「何を確認すべきか」を聞く

聞き方を変える。

冷凍弁当を注文する前に、確認しておかないと後悔しそうなことを挙げて

こう聞くと、商品名ではなく確認項目が出てくる。

実際に出てきたのは、冷凍庫に入るか、送料の条件、1食あたりの実質価格、定期便の解約条件だった。

この段階では、まだ商品を1つも見ていない。 でも、ここが決まらないと比べようがない。

「おすすめは?」が役に立たないのは、この工程を飛ばしているからだ。

→ 実際にこの手順で書いたのが 冷凍弁当を頼む前に確認する3つ です。

② 数字は「自分の条件で計算し直させる」

商品ページに出ている数字を、そのまま信じない。

たとえば冷凍弁当の「1食◯◯円」は、たいていいちばん大きいセットを買った場合の数字になっている。

自分が買う食数で割り直すと、100〜200円変わる。

だからこう頼む。

この3つを、食数ごとに(商品代+送料)÷食数で計算し直して、表にして

これはAIがいちばん得意なところだ。 実際にやらせたら、いちばん安い組み合わせと高い組み合わせで

1食470円と1,071円。2.3倍の差があった。自分で9パターン電卓を叩く気にはならない。

③ 「買わない理由」も一緒に出させる

ここがいちばん効いた。

この買い物をしないほうがいい場合はどんなときか、数字で示して

冷凍庫を調べていたとき、この質問を投げたら「元が取れるまでに8回のまとめ買いが必要」という答えが出てきた。

2万円の冷凍庫に対して、1回のまとめ買いで浮くのが2,625円だからだ。

売り手はこれを教えてくれない。AIは、聞けば答える。聞かなければ黙っている。

→ その計算をまとめたのが 冷凍弁当のために冷凍庫を買い足すなら です。

注意:AIの答えをそのまま信じない

3つ書いたが、最後にこれだけは言っておきたい。

AIは、商品ページに書かれていないことを聞かれると、それらしく埋めることがある。

冷凍庫を調べていて「弁当が何食入るか」を知りたかったが、商品ページに書かれていなかった。

容量(L)と外寸しか載っていない。ここで「だいたい20食くらい」と答えられたら、それは根拠のない数字だ。

だから確認する。

その数字は、商品ページのどこに書いてありましたか

書いていなければ、「書いていない」と言わせる。そのうえで、自分で寸法を測って突き合わせる。

出どころを聞く癖をつけるだけで、間違いはかなり減る。

まとめ

  • 「おすすめは?」と聞かない。「何を確認すべきか」から聞く
  • 数字は自分の条件で計算し直させる。 広告の数字は、いちばん条件がいい場合のもの
  • 「買わない理由」も出させる。 聞かなければAIは黙っている
  • 出どころを聞く。 書いていない数字は、それらしく埋められていることがある

497件や892件を人が見るのは無理だが、「何で絞るか」を決めるのは人の仕事だと思う。

そこだけ決めてしまえば、あとは速い。


※この記事で触れている数字は、2026年9月19日〜20日に楽天市場の商品ページで確認したものです。

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